ごあいさつ

昭和45年2月、雄岡病院は神戸市西北部の田園地域に小さな精神科病院として出発しました。
その後、増床し職員数を充足させ病棟ごとの機能分化を図るなどし、地域の精神科医療に微力ながら尽くしてまいりました。
今では退院後の訪問指導や、近隣のグループホームや作業所などと連携し地域での生活に安心して移行できるよう支援しています。

近年、少子高齢化、度重なる自然災害、技術面の躍進など、医療を取り巻く環境は大きく変わりました。
その対策として医療、介護制度の一本化が進められています。
また社会構造の変化に伴い、さまざまな心理社会的な背景があり、その狭間で精神科医療を必要とする方がたのために何ができるか問われています。
その道のりは決して平坦ではありませんが、自分らしく生きたいという願いに寄り添ったケアを実践するため、職員一同その専門性を意識し取り組んでまいりたいと思います。


医療法人社団　悠生会
雄岡病院　理事長　谷口卓司